jewela’s blog

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土用の丑の日は何を食べますか?

週の始まり月曜日担当のキョンです。

先週の土曜日は、土用の丑の日でしたね。今年は、夏の土用の丑の日が、7/23と8/4の二日あるようです。土用の丑の日に皆さんは、何を食べますか?

福井県の嶺南には、三方五湖という湖同士が近いところにあって、運河や隧道で結ばれていながらもタイプの違う5つの湖があります。その湖で獲れるのが「うなぎ」です。三方五湖のウナギは口元が細いのが特徴で、脂がのり栄養価も高いそうです。江戸時代から続く伝統の「ウナギ筒漁」で捕獲されています。

その湖畔の若狭町には、うなぎを食べさせる有名店が何店もあります。
うなぎなんて高級な食べ物を、いつでも食べられるわけではないですが、嶺南に行った時には、並ぶ覚悟で食べに行きます( *´艸`)


こちらの「徳右エ門」さんは、幹線道路沿いではなく、ちょっと分かりにくいところにあるのですが、11時オープン前にすでに10組程度並んでいて、県外ナンバーの車も沢山来てました。

建物は昭和な感じで、急な階段を上がった2階に大広間の様な客席があり、昔ながらの雰囲気がそのままでした。うなぎは、皮の香ばしさとふっくらとした身がたれを混ぜ込んだご飯に合って、言うまでもなく美味しかったですよ(^^♪

 

夏の土用の丑の日は、うなぎだけではなく、「う」の付く食べ物を食べると良いのだとか・・・

でも、昔から福井では、土用に食べるものと言えば「お餅」でした。土用餅と言って、地域の公民館などに集まって餅つきをして、そこで食べたのが「あべかわ餅」でした。

ですから私の中では、冬のお餅は白餅で、夏のお餅はあべかわ餅と、子供の頃は思っていました。

あべかわ餅は、何度かご紹介していますが、福井でも人気の高いあべかわ餅を2店ご紹介します。

まず最初は、越前市にあります『あめこ餅店』さんです。JR武生駅から徒歩で約5分の路地にあります。

創業1782年の、レトロな店構えのお餅屋さんです。創業当時は飴屋さんだったようで「あめこ」です。
福井のあべかわ餅の王道、黒蜜にきな粉の付いたフワフワツルツルのお餅でした。(何個でも食べられますww)
賞味期限は当日かぎりで、やはり出来立てが美味しいです。人気店なので、午前中には買いに行かないと売り切れになっています。(私は2度チャレンジして2度目で買えましたw)


次にご紹介するのは、『甘福(かんぷく)』さんです。えちぜん鉄道三国芦原線の八ツ島駅から徒歩約7分、こちらも住宅街の路地にあります。

こちらのあべかわ餅を頂いた時は、ビックリしました。びっしりと敷き詰められたきな粉の中に、細長いヨモギ餅がきれいに並んでいるのです。たっぷりのきな粉の中に、ヨモギ餅が隠れている感じです。私の中の「あべかわ餅」の概念がひっくり返りました。

ヨモギの香りを引き立たせるために、黒蜜ではないような気がしますが、今度お店に行った時に聞いてみたいと思います。

こちらのお店も午前中には完売してしまいますので、数日前の予約をお勧めします。

もう何軒かご紹介したいお店はあるので、まだ別の機会に^^


そして、福井の夏の風物詩は、丸焼き鯖です。

毎年、半夏生の時期の福井のスーパーの風景です。半夏生は、夏至から数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間。福井のスーパーは、毎年こんな感じで鯖の姿焼きがずらっと並んでいます。

半夏生に丸焼き鯖を食べる風習は、福井県大野市が発祥と言われています。その昔、大野藩の殿様が、田植えなどで疲れた農民の労をねぎらい、夏バテ防止に脂がのったサバを食べるよう奨励したことが始まりとされています。大野は福井でも山間部にあるのですが、大野藩の領地で海沿いに飛び地があったためだとか。

福井市出身の私の子供の頃は、丸焼き鯖を食べる風習はありませんでしたが、今では福井県全体の夏の風物詩の一つとなっています。

切り身の鯖の塩焼きとは、全く違う食感に驚くと思います。



さて、暑い夏もこれからが本番ですね。夏バテ防止に、美味しい食べ物を摂って、もう少し頑張っていきましょう(@^^)/~~~
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。